奈良町を散歩|奈良町と元興寺の赤黄色古代瓦と平城京朱雀門を散歩
(2018年5月に散歩)
伊丹空港から長距離バスで奈良へ直行。
またもや大阪をスルー。
あの山を越えるとそこは奈良ですわ。
なんせ小学生以来の奈良県入り。
ちょっと変わった外観の東横インだな。
早速、近鉄奈良駅の南側、奈良町を散歩しましょ。
天気いいわ〜。
いろんな時代の建物があって楽しい(^^)/
さて、今回散歩の目的地その1は奈良町だ。
世界遺産の元興寺の旧境内エリアを奈良町という。
平城京の外京にあたる。
当時の道筋が縦横にはしり、宗教都市から商業都市へ発達した
歴史ある街だ。まぁ〜ざっくり1500年の歴史!!
こんな路地歩きができる・・・。
どこを歩いていても著名なお寺があるある。
この本はこのお寺の方か・・・。
元興寺(がんこうじ)、世界遺産だ。
飛鳥寺(蘇我氏のお寺)から平城京遷都に伴ってここへ
新築移転されたのだ、そして公のお寺になった(718年)。
これをみたかったのだ、今回の散歩は五條でも吉野でも今井でもない。
この瓦だ。右が極楽堂(本堂)で左が禅室。
その屋根瓦に使われているのが古代瓦。
仏教推進派だった蘇我氏が朝鮮半島から職人と呼び寄せ技術が伝わった。
ここから始まったのだ。
本瓦葺きだ。
お寺などはメンテナンスするとき、できるだけ利用可能な建材は残すという原則が
あるようだ。この色が違うところは飛鳥寺からずーーーーっと屋根に居続けた
ざっと1300年!!
赤黄がでているのはたぶん土に鉄分があったのだろうか。
当時瓦を大量につくるときに燃焼温度・湿度などが不安定なため
品質にばらつきがでて、それがかえってきれいなモザイク的な美しい屋根をデザインした
というと格好がいいかな。
(補足)
『赤く見えるのは、つくられた際、瓦が還元しきれていなかったことを表す。
きちっと還元されていれば黒っぽい色になるからだ。また、同じ釜でも
置かれた場所によって条件が異なるため、色や質感、耐久年数に違いがでる』
NHK出版 NHK美の壺 瓦屋根 より
『(古代瓦は)木造建築物の天井裏から室内の湿気を吸い、
天気になればそれを屋根から蒸発させるのです。
つまり、古代瓦は自ら“呼吸”し、屋内の湿度調節をすることによって、
高温多湿の日本の気候から、古代木造建築物を内から守ってきたのです。
現代瓦は、“呼吸”できず、建物を外からの“攻撃”から守るだけです。』
志村史夫著 「ハイテク」な歴史建築 より
この瓦が日本の歴史建築物を守ってきたのか、すごいではないか!
最古の瓦をみながら、和菓子だわさ。
さて、散歩再開。
あとは適当、予定なし。
こういう生地は外国人に人気あるんだろうな。
その前にすっかり遅くなったお昼。
このちいさな洋食店のハンバーグはうまかった(^^)/
興福寺でも歩いてみるか、しかしでけぇ〜な〜。
やっぱり屋根が気になる・・・。
晴れる日もあれば、雨の日もあるか。
宮廷建築家・片山東熊の設計で1894年(明治27年)竣工。
明治期の洋風建築の代表例だ。
時代が西洋に追いつけ追い越せだったからな〜。
こっちがすきかも(^o^)丿
さすが東大寺だな、GWだし。
巨大すぎて訳がわからん。
このサイズ感・・・。
30年ぶりくらいのご対面。
お宅、身長伸びた??
おっと本瓦葺きの屋根にカチガラスのような鳥が。
気楽でいいな〜お前。
おっと、そんなに人のことは言えない・・・鳥か。
これは大宰府にもおんなじ名前の場所があったな。
見習い坊さんが大先生からご教授いただく場所だ。
さてちょっと街歩きしてみるか。
なんか凄い奇妙な店主がでてきて、世にも奇妙な物語がはじまりそう・・。
ちょっとふくらみがあるな〜。
今小路だって。
奈良とか京都って地名がそそるわさ。
いい感じの門だ。
屋根が気になるでしょ、やっぱり本瓦葺きだった。
東大寺・転害門。
地味にみえるけど、これが地味だけで残った?
『平重衡の兵火(1180年)、三好・松永の戦い(1567年)の2回の戦火にも
焼け残った寺内で数少ない建物のひとつで、天平時代の
東大寺の伽藍建築を想像できる唯一の遺構である。』
東大寺HPより
天平とは729〜749年。
奈良時代の最盛期だ。
活躍したのは聖武天皇、長屋王、吉備真備、そして藤原氏が活躍。
なんていってたら、聖武天皇陵だって。
散歩してて天皇陵に出会うなんて、さすが奈良。
奈良の散歩はワクワクだ。
ここは・・・。
不退寺だって、おもしろい。
何から退かずだったのだろうか。
なんとイケメン在原業平のお寺ではないか。
在原業平は伊勢物語の主人公。
日本歴史上最高レベルのプレイボーイとか。
きっと多くの女性を敵にまわし、不退寺??
さて西へ西へ。
寒くなってきた。
この時期は寒暖差がね〜。
おっとみえてきたぜ。
奈良時代もこんな夕暮れだったのだろうか。
あら、近鉄さん雰囲気ぶち壊しですよ(笑)
平城京・朱雀門です!!!!
遣唐使の船。
こんなんで玄界灘を渡れたの?
あんまり寒くってラーメンを。
長屋王の屋敷跡は今やデパートですよ。
あんまり寒いんで電車で一駅でホテルまで。
夜、偶然〇川師匠(某野球チーム)がJR奈良駅近くにいることが発覚!
ところが、つむっち、くたくたで
気が付いたらベッドで熟睡で会えず(>_<)/
どんだけ歩いたのか・・・。
明日は→吉野へ。
伊丹空港から長距離バスで奈良へ直行。
またもや大阪をスルー。
あの山を越えるとそこは奈良ですわ。
なんせ小学生以来の奈良県入り。
ちょっと変わった外観の東横インだな。
早速、近鉄奈良駅の南側、奈良町を散歩しましょ。
天気いいわ〜。
いろんな時代の建物があって楽しい(^^)/
さて、今回散歩の目的地その1は奈良町だ。
世界遺産の元興寺の旧境内エリアを奈良町という。
平城京の外京にあたる。
当時の道筋が縦横にはしり、宗教都市から商業都市へ発達した
歴史ある街だ。まぁ〜ざっくり1500年の歴史!!
こんな路地歩きができる・・・。
どこを歩いていても著名なお寺があるある。
この本はこのお寺の方か・・・。
元興寺(がんこうじ)、世界遺産だ。
飛鳥寺(蘇我氏のお寺)から平城京遷都に伴ってここへ
新築移転されたのだ、そして公のお寺になった(718年)。
これをみたかったのだ、今回の散歩は五條でも吉野でも今井でもない。
この瓦だ。右が極楽堂(本堂)で左が禅室。
その屋根瓦に使われているのが古代瓦。
仏教推進派だった蘇我氏が朝鮮半島から職人と呼び寄せ技術が伝わった。
ここから始まったのだ。
本瓦葺きだ。
お寺などはメンテナンスするとき、できるだけ利用可能な建材は残すという原則が
あるようだ。この色が違うところは飛鳥寺からずーーーーっと屋根に居続けた
ざっと1300年!!
赤黄がでているのはたぶん土に鉄分があったのだろうか。
当時瓦を大量につくるときに燃焼温度・湿度などが不安定なため
品質にばらつきがでて、それがかえってきれいなモザイク的な美しい屋根をデザインした
というと格好がいいかな。
(補足)
『赤く見えるのは、つくられた際、瓦が還元しきれていなかったことを表す。
きちっと還元されていれば黒っぽい色になるからだ。また、同じ釜でも
置かれた場所によって条件が異なるため、色や質感、耐久年数に違いがでる』
NHK出版 NHK美の壺 瓦屋根 より
『(古代瓦は)木造建築物の天井裏から室内の湿気を吸い、
天気になればそれを屋根から蒸発させるのです。
つまり、古代瓦は自ら“呼吸”し、屋内の湿度調節をすることによって、
高温多湿の日本の気候から、古代木造建築物を内から守ってきたのです。
現代瓦は、“呼吸”できず、建物を外からの“攻撃”から守るだけです。』
志村史夫著 「ハイテク」な歴史建築 より
この瓦が日本の歴史建築物を守ってきたのか、すごいではないか!
最古の瓦をみながら、和菓子だわさ。
さて、散歩再開。
あとは適当、予定なし。
こういう生地は外国人に人気あるんだろうな。
その前にすっかり遅くなったお昼。
このちいさな洋食店のハンバーグはうまかった(^^)/
興福寺でも歩いてみるか、しかしでけぇ〜な〜。
やっぱり屋根が気になる・・・。
晴れる日もあれば、雨の日もあるか。
宮廷建築家・片山東熊の設計で1894年(明治27年)竣工。
明治期の洋風建築の代表例だ。
時代が西洋に追いつけ追い越せだったからな〜。
こっちがすきかも(^o^)丿
さすが東大寺だな、GWだし。
巨大すぎて訳がわからん。
このサイズ感・・・。
30年ぶりくらいのご対面。
お宅、身長伸びた??
おっと本瓦葺きの屋根にカチガラスのような鳥が。
気楽でいいな〜お前。
おっと、そんなに人のことは言えない・・・鳥か。
これは大宰府にもおんなじ名前の場所があったな。
見習い坊さんが大先生からご教授いただく場所だ。
さてちょっと街歩きしてみるか。
なんか凄い奇妙な店主がでてきて、世にも奇妙な物語がはじまりそう・・。
ちょっとふくらみがあるな〜。
今小路だって。
奈良とか京都って地名がそそるわさ。
いい感じの門だ。
屋根が気になるでしょ、やっぱり本瓦葺きだった。
東大寺・転害門。
地味にみえるけど、これが地味だけで残った?
『平重衡の兵火(1180年)、三好・松永の戦い(1567年)の2回の戦火にも
焼け残った寺内で数少ない建物のひとつで、天平時代の
東大寺の伽藍建築を想像できる唯一の遺構である。』
東大寺HPより
天平とは729〜749年。
奈良時代の最盛期だ。
活躍したのは聖武天皇、長屋王、吉備真備、そして藤原氏が活躍。
なんていってたら、聖武天皇陵だって。
散歩してて天皇陵に出会うなんて、さすが奈良。
奈良の散歩はワクワクだ。
ここは・・・。
不退寺だって、おもしろい。
何から退かずだったのだろうか。
なんとイケメン在原業平のお寺ではないか。
在原業平は伊勢物語の主人公。
日本歴史上最高レベルのプレイボーイとか。
きっと多くの女性を敵にまわし、不退寺??
さて西へ西へ。
寒くなってきた。
この時期は寒暖差がね〜。
おっとみえてきたぜ。
奈良時代もこんな夕暮れだったのだろうか。
あら、近鉄さん雰囲気ぶち壊しですよ(笑)
平城京・朱雀門です!!!!
遣唐使の船。
こんなんで玄界灘を渡れたの?
あんまり寒くってラーメンを。
長屋王の屋敷跡は今やデパートですよ。
あんまり寒いんで電車で一駅でホテルまで。
夜、偶然〇川師匠(某野球チーム)がJR奈良駅近くにいることが発覚!
ところが、つむっち、くたくたで
気が付いたらベッドで熟睡で会えず(>_<)/
どんだけ歩いたのか・・・。
明日は→吉野へ。
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