匠の技がみえる建築様式記事一覧
看板建築とは
看板建築(かんばんけんちく)とは、関東大震災後に数多く建設された。かつての伝統的な町屋に代わる洋風の外観を持った店舗併用の都市型住居である。それまで土蔵造りでは関東大震災に耐えきれず崩れたため、この反省から土蔵に変わる建築様式が取り入れられるようになったようだ。建物の前面(フェザート)に衝立を置いた...
瓦の屋根に鐘馗(しょうき)さま
古い家の瓦屋根の上に、みょ〜な人形みたいのをみたことはありませんか?瓦を同じ材質です。結構な、顔してにらめつけています。これは鍾馗(しょうき)さまといいまして、中国の道教に伝わるつよ〜い神様です。この鍾馗さまを屋根の上にみることがあります。【埼玉県桶川宿藤倉家の鍾馗さま】このおっさん、おっと失礼、鍾...
煉瓦レンガの積み方はいろいろあります イギリス積みなど
レンガの積み方にはいろいろあります。匠の技がみえるレンガの積み方をを紹介します。レンガを積むにもいろいろ方法があるんですね。これからはレンガをみたらどんな積み方をしているのか注目だ。レンガの魅力はなんといっても自然の素材でできていると色かな。レンガの主な原料は、粘土や長石類など。「耐熱性」「保温性」...
隅丸建築は街のランドマーク
隅丸建築は街のランドマークです。隅丸建築は交差点を彩るその街の顔です。隅丸建築は匠の技がみえる建築様式です。その街を思い出すときこの隅丸建築を思い出すのはなぜでしょうか。能書きはほどほどにして隅丸建築とはどんなものか、みてもらえばわかります。■栃木県栃木市にある隅丸建築床屋さんでしょうかね。交差点の...
擬洋風建築とは
擬洋風建築とは西洋建築をイメージしてつくった和建築です。時代は幕末から明治にかけてつくられました。擬洋風建築について詳しく説明するためにまず写真をみてもらいましょう。【滋賀県近江八幡・白雲閣】1877年(明治10年)に八幡東学校校舎として建てられた。近江商人が子どもの教育充実を図るために建設したもの...
江戸時代の看板はとってもおしゃれ
看板だよ〜、看板おろすよ〜という言葉があります。閉店しますよって意味ですね。でも看板は下ろしませんよね?固定されているし。実は江戸時代は看板を開店・閉店にあわせて上げたり降ろしたりしていたんです。看板は固定されるようになったけど、■千葉県佐原■栃木県栃木これは江戸時代じゃね〜な(笑)、まぁいいでしょ...
暖簾(のれん)がとっても好きでして 風にふかれ揺れる暖簾がすきで
暖簾(のれん)が好きでして。風にゆらぐ暖簾は季節感あるよね〜。おもわず暖簾をくぐりたくなりませんか。暖簾(のれん)にはそんな魅力があります。散歩でみつけたとっておきの暖簾を紹介しちゃおっと。まぁ自分のためだけど(笑)■栃木県栃木でみつけた暖簾銭湯の入り口、金魚の湯ののれんです。■千葉県佐原:珍しい駅...
ランプと電燈・ガス燈が好きでして
■茨城県下館いいですね〜。夜にもう一度みたいところですが。■福島県喜多方ん〜喜多方ですよ。■佐賀県佐賀市のお蕎麦屋さんどちらいいでしょ〜(^o^)/蕎麦屋さんの前にお屋敷が・・・その門にある電燈です。■八女黒木の古民家喫茶店で
長屋門の魅力 武家の門 長屋門
長屋門(ながやもん)長屋門は近世諸大名の城郭、陣屋、武家屋敷門として発生した形式で、江戸時代に多く建てられた。江戸時代の武士は見栄っ張りだったのか、本殿より、門が立派(つむの個人的見解です)。長屋門は上級武士の象徴として住宅の表門でつくられるようになった。長屋門では、門の両側部分に門番の部屋が置かれ...
薬医門の基本構造と名前の由来|薬医門をつむ散歩が詳しく紹介します
【薬医門とは??】薬医門とは、簡単にいってしまうと2本の本柱の背後だけに控え柱を立て、切妻屋根をかけた門。もうちょっと詳しく言うと切妻屋根+冠木(屋根と鏡柱の接着部分木材)+鏡柱(メインの柱)に+控柱(補助的な柱)と+横木を添えて強度を強めた門の様式。※控柱をさらに追加する場合あり、門の外側と内側に...
高麗門の基本構造と名前の由来|高麗門をつむ散歩が詳しく紹介します
【高麗門とは??】【高麗門の由来】本来は公家や武家屋敷の正門などに用いられたが、のちに医家の門として用いられた。医院において、門扉の隣に出入りが簡単な戸を設け、患者の出入りを楽にした医院の門という説■京都府福知山市 法鷲寺(ホウジュウジ)の高麗門
額縁効果は素敵な匠の技
額縁効果は素敵な匠の技ですよね〜。額縁効果は偶然できたものではなく、匠が演出したものです。コーヒーでものみながら外の風景を絵のようにたのしみませんか。■広島県宮島のカキ氷屋さんの額縁効果みごとな額縁でしょこんな風景をみならコーヒーを飲んだらそれだけで幸せでしょ。でもこの日は暑かったのでカキ氷をいただ...
海老虹梁
海老虹梁とは? 虹梁の一種。側柱または向拝柱と本柱との間など、柱頭間に高低差のある場合に用いるエビ状に湾曲した虹梁。鎌倉時代から唐様建築に用いられた■熊本県山鹿龍の梁ですな。海老虹梁とはちょっと違うけどおもしろい梁だったのでここで。
欄間にこそ匠の技がでる
■広島県宮島・大聖院豊臣秀吉が大茶会を開いた会場の欄間です。見事すぎるでしょ〜。匠の技すごいわ。■福岡県太宰府市・太宰府天満宮門前町なかなか定年な仕事でしょ。ん〜美しい。■佐賀県嬉野市塩田宿
屋根で建物の区別 入母屋造り
入母屋造り(いりもやつくり)上部は切妻(きりづま)造りのように二方へ勾配(こうばい)をもち、下方は寄せ棟造りのように四方へ勾配をもつもの。寺院などに多い屋根形式ですな。■福岡県筑前前原・辰美商店 (入母屋造り)
(-。-)y-゜゜たばこ屋のショーケースに注目、タバコ屋の歴あり
タバコ屋のショーケースには深ーい歴史がある。たばこ屋のショーケースの変遷には味わいがある。そんなたばこ屋のショーケースに注目したい。たばこは専売だった時代がある。たばこ屋は原則、通理の角でないと営業許可が下りなかった。なぜか?たばこ屋の専売はたばこだけではなく、塩など生活必需品の専売に加え郵便ポスト...
木鼻|社寺彫刻の木鼻の種類 獅子 象 麒麟 植物などあり
木鼻は社寺彫刻の1つ。木鼻には、動物系で獅子、象、龍、麒麟、獏、植物系などがある。生き生きとした木鼻はどこかあの世から今飛び出してきた感がある。■京都府福知山市 久昌寺(きゅうしょうじ)の木鼻「おまえ、美味しそうだな〜」なんていいながら、飛び出してきた?■長野県上田 信濃の国国分寺の木鼻あの世から登...
懸魚|寺社彫刻懸魚にみる芸術と匠の技がみえる建築様式 鳳凰彫刻も
「懸魚(げぎょ)」とは、神社やお寺の屋根の破風板部分に取り付けられた妻飾りのことで屋根の構造が、シンプルな切妻造りか入母屋造りであればつきますね。「懸魚」の語源は、文字通り「魚を懸ける」ことであり、水と関わりの深い魚を屋根に懸けることによって、「水をかける」という願いを込めているそうです。木造建築は...