鹿児島県出水市の武家屋敷街をつむ散歩
(2017年1月)
さて鹿児島の天文館にある東横インを出発。
りっぱな橋を渡って鹿児島中央駅へ向かいます。
さすがに冬の朝は冷え込みますわ〜。
ローカル線をのんびりといきたいところだが新幹線ですね。
ローカル線は走行距離ながく、新幹線の運賃+特急券にせまってしまう。
しかも日に数本しかない・・・。
県をまたぐような長距離は新幹線をつかえということなのだ。
ローカル線でのんびり派にはちょっとさみしい。
今回は鹿児島県の出水にある重要伝統的建造物保存地区を散歩します。
うわ〜すごい霧。
電車って便利だわ、車だった運転大変。
晴れた・・・。
もうすぐ春ですねぇちょっと気取ってみませんか♪
駅から歩いて15分くらいで武家屋敷群につきます。
その前に昭和の風景。
大手パソコン工場がこの出水市にあったそうだが撤退してこの街をさり、ここはさびれたそうだ。
空き店舗だらけ、かつての栄華がしのばれる。
建物はモロ西洋風に化粧した看板建築というやつだ。
表正面を洋風に仕立てているか、裏は和風住宅だ。
昭和の時代に洋風へのあこがれから、大工に見よう見まねでつくってもらったものだ。
このアーチ型、フランスイメージでしょ、笑えるわ〜。
南フランスプロヴァンスへの憧れか(笑)
バス停の色使いをどうしても気にしてしまう。
細かいところが気になるのが僕の悪い癖・・・。
坂の名前はむかしの人の遊び心とメッセージ。
眺望、明暗、形、勾配の5パターンあり。
例えば眺望→富士見坂、明暗→暗闇坂、形→袖振り坂(袖がぶつかるほど狭い)、
勾配→だらだら坂・・・
さて、この諏訪坂は?
あら、鶴丸?初めてみた家紋。
おみごと!待てよ
これは鶴で、出水平野にくるのは鶴のほかに白鳥だ。
白鳥(スワン)=諏訪(すわん)
考えすぎか(*^^)v
武家屋敷の街並にはいりました。
【つむ学】
江戸時代薩摩藩は鶴丸城(鹿児島市)を首都とし、領内各地に外城(とじょう)という
行政単位をつくりました。出水は有力藩である熊本藩との国境に近く、
ここに軍事拠点を常設して警戒していたわけです。
まさに外側にある城です。地元に人に話を聞きますと地元の郷士を組織して
いちばんえらい人は鶴丸城から派遣されてきたそうです。
いや〜すてきな風景だ。
季節を映りかわりを空気で感じて生きていきたいなぁ〜。
都会はコンクリートの熱である意味感じるが(笑)
それはいや。もし目がみえなくなっても風で季節を楽しみたい。
こういうのが夜にいい味をだしますわ。
ほとんどの屋敷は実際に住人がいますが、ここは市が管理している役人の屋敷です。
この地区が重要伝統的建造物保存地区に指定されたのはごく最近。
この税所(さいしょ)邸は数倍の敷地があったようで、地元豪族を取りまとめ、仕切る
鶴丸城あら派遣された役人の館だ。
さすが向け屋敷、刀が振り回しずらいように梁(はり)などが低い。
ここがお客さまをむかえるいちばんいいお部屋。
角部屋で、日本庭園を楽しめる。
ここは弓矢の室内練習場(笑)
みえるのは的です、江戸時代の武士は雨の日もトレーニングを
欠かさなかったのか、えらいわ。
刀傷がありました。
これは西南戦争のときについたものです。
西南戦争で薩摩につくか、新政府につくか藩内で意見がわれたそうです。
そのときにこの屋敷でひと騒動あったそうです。
血気にはやった若者が薩摩につくべきといきまいたようです。
教科書にない歴史がここにもありましたよ。
ちなみにここ出水は薩摩藩につくとみせかけ、見方を納得させつつ
政府に内通し、いざ戦争になったら抵抗はしないので
攻撃もするなと示し合わせていたそうです。
これも江戸時代の知恵です。
ここはおくが台所です。
シロアリがわきやすかったそうで、その対策としてこのみぞに蝋(ろう)を流して
防虫処理をしていたそうです。
他の石には溝はありません、柱をささえる単純なものでした。
いざという時はここから脱出!
武士ってのは抜かりないね〜。
おれんちも非常口確認しとこ。
ここが出口、内側からははずれるようになってます。
これで盛られた料理たべたい。
幼稚園児に大きな声で挨拶され、大きな声で返事してしまった。
まぁほかにだれも歩いてないからな〜。
竹添邸です。
ここはNHK大河「篤姫」でロケ地になったそうです。
ごろんとしたくなるな〜。
ガイドさん一瞬どっかにいってくれないかな・・・"(-""-)"
海をイメージした欄間(らんま)。
欄間とは通風・採光のため格子(こうし)や透かし彫りが取り付けてある所。
おっとポスターがあった。
2008年のNHK大河ドラマです。
このあたりから女性の主人公がおおい。
篤姫→天地人→龍馬伝→江→平清盛→八重の桜→軍師官兵衛→花燃ゆ
→真田丸→女城主直虎
蔵ですよ、蔵マニアですから。
きれいななまこ壁ですな、職人さんの技です。
土で塗り固めた漆喰壁はどうしても雨によわい。
そこで雨の影響を受ける壁の下部に耐水性の優れた瓦を貼ったわけだ。
よく考えれば現代の一戸建ても地面にちかいところを
レンガを外壁につかっていたりするよね〜。
ちなみにこの模様は四半張りという。
瓦の角を上にして線を斜めにして雨水が流れるようにしているのだ。
ちょいとした工夫だな。
牛をみながらコーヒーか。
護国神社。
鳥居には2種類ある、神明系、明神系がある。
二段目の貫きが突き抜けている→明神系だ。
ここは島津のお殿様用屋敷です。
現在はその敷地が小学校になり、門だけだが残っています。
ここによってみよう、西郷どんゆかりの場所とある。
西郷隆盛の真筆だそうだ。
鑑定済み。
出水市からはなんでも鑑定団にでてくることをすすめられているとのこと。
まぁ街のアピールになるからね。
専門家にみてもらったところ
西郷の書は一文字目にぐっと力が入るらしい。
あとは誤字が目立つらしい(笑)
西郷さんのおおざっぱで細かいところは気にしない人柄がみえておもしろい。
西郷さんはこの机をつかったそうだ。
そしてこの部屋に泊まった。
島津斉彬がさきほどの小学校のところにとまり、西郷は側近として
すぐ目の前のこの屋敷へ宿泊か。
イメージわくな〜。
昭和の時代の日記が見つかったそうだ。
広島に原爆がおとされたことが日記に書いてある。
日本民族よ・・・と思いのたけが万年筆でつづられている。
GHQに没収物の植民地支配に関する書籍もみつかったそうだ。
ここの管理人さんオーナーはここ数十年で買い取ったそうだ。
西郷などの宿泊名簿もあったそうだが、前の住人が引渡し前に
処分してしまったそうだ、とても残念がっていた。
美女とは時代によってかなり違うものだ。
日本史の先生が、源氏物語絵巻にかかれたナスのような顔した女性が
当時の典型的な美女だと説明していた。
現在のナス顔の女子は平安時代に生まれたらさぞかし、男子にもてたで
あろう・・・なんて口のわるい先生だ。
さてここの前の道が篤姫のロケで使われた通り。
こんな感じです。
管理のおねえさんとしばらく話してました。
ここに引退して暮らしているんだそうで。
大きなスーパーがこの高台を下がったところにあり
生活物資はそこにいけば全部揃う。
amazonとか、楽天でいいでしょ?・・・インターネットはできないそうで。
おっと土地が余ってる。
ちょっと住みたい気がしたが、一応リストに入れておこう。
おっと観光用の牛車が(さっきの牛)
っていうかオレ以外に観光客いたんだ!
それとも練習か。
カブか!こういうセンスすきだな〜。
初めて見ました。
おいおいTSUTAYAがあるよ(失礼な?)
一応確認したら本物のTSUTAYAでした。
しかも川越より韓国ドラマの品揃えが充実・・・(>_<)/ナンテコッタ
これ歴史あるでしょ。
いい味出してるな〜。
やっているのか、腹減ったな。
武家屋敷のところは、気の利いた飲食店がない。
というか飲食店がないうえ、昭和の街並はシャッターだからな・・。
がっつり島津だな。
メニューで迷うことはあまりない。
頂きま〜す♪
5時までに佐賀につかねば!
新鳥栖で長崎本線に乗り換え。
佐賀駅です。
間に合った。
サービスショット。
砂糖さん、ここが佐賀牛の有名なお店です。
駅から車で5分かからないかな〜。
いつもチビたちと行くお店とは違います。
本日はこれにて。
かなりの長編になった。
さて鹿児島の天文館にある東横インを出発。
りっぱな橋を渡って鹿児島中央駅へ向かいます。
さすがに冬の朝は冷え込みますわ〜。
ローカル線をのんびりといきたいところだが新幹線ですね。
ローカル線は走行距離ながく、新幹線の運賃+特急券にせまってしまう。
しかも日に数本しかない・・・。
県をまたぐような長距離は新幹線をつかえということなのだ。
ローカル線でのんびり派にはちょっとさみしい。
今回は鹿児島県の出水にある重要伝統的建造物保存地区を散歩します。
うわ〜すごい霧。
電車って便利だわ、車だった運転大変。
晴れた・・・。
もうすぐ春ですねぇちょっと気取ってみませんか♪
駅から歩いて15分くらいで武家屋敷群につきます。
その前に昭和の風景。
大手パソコン工場がこの出水市にあったそうだが撤退してこの街をさり、ここはさびれたそうだ。
空き店舗だらけ、かつての栄華がしのばれる。
建物はモロ西洋風に化粧した看板建築というやつだ。
表正面を洋風に仕立てているか、裏は和風住宅だ。
昭和の時代に洋風へのあこがれから、大工に見よう見まねでつくってもらったものだ。
このアーチ型、フランスイメージでしょ、笑えるわ〜。
南フランスプロヴァンスへの憧れか(笑)
バス停の色使いをどうしても気にしてしまう。
細かいところが気になるのが僕の悪い癖・・・。
坂の名前はむかしの人の遊び心とメッセージ。
眺望、明暗、形、勾配の5パターンあり。
例えば眺望→富士見坂、明暗→暗闇坂、形→袖振り坂(袖がぶつかるほど狭い)、
勾配→だらだら坂・・・
さて、この諏訪坂は?
あら、鶴丸?初めてみた家紋。
おみごと!待てよ
これは鶴で、出水平野にくるのは鶴のほかに白鳥だ。
白鳥(スワン)=諏訪(すわん)
考えすぎか(*^^)v
武家屋敷の街並にはいりました。
【つむ学】
江戸時代薩摩藩は鶴丸城(鹿児島市)を首都とし、領内各地に外城(とじょう)という
行政単位をつくりました。出水は有力藩である熊本藩との国境に近く、
ここに軍事拠点を常設して警戒していたわけです。
まさに外側にある城です。地元に人に話を聞きますと地元の郷士を組織して
いちばんえらい人は鶴丸城から派遣されてきたそうです。
いや〜すてきな風景だ。
季節を映りかわりを空気で感じて生きていきたいなぁ〜。
都会はコンクリートの熱である意味感じるが(笑)
それはいや。もし目がみえなくなっても風で季節を楽しみたい。
こういうのが夜にいい味をだしますわ。
ほとんどの屋敷は実際に住人がいますが、ここは市が管理している役人の屋敷です。
この地区が重要伝統的建造物保存地区に指定されたのはごく最近。
この税所(さいしょ)邸は数倍の敷地があったようで、地元豪族を取りまとめ、仕切る
鶴丸城あら派遣された役人の館だ。
さすが向け屋敷、刀が振り回しずらいように梁(はり)などが低い。
ここがお客さまをむかえるいちばんいいお部屋。
角部屋で、日本庭園を楽しめる。
ここは弓矢の室内練習場(笑)
みえるのは的です、江戸時代の武士は雨の日もトレーニングを
欠かさなかったのか、えらいわ。
刀傷がありました。
これは西南戦争のときについたものです。
西南戦争で薩摩につくか、新政府につくか藩内で意見がわれたそうです。
そのときにこの屋敷でひと騒動あったそうです。
血気にはやった若者が薩摩につくべきといきまいたようです。
教科書にない歴史がここにもありましたよ。
ちなみにここ出水は薩摩藩につくとみせかけ、見方を納得させつつ
政府に内通し、いざ戦争になったら抵抗はしないので
攻撃もするなと示し合わせていたそうです。
これも江戸時代の知恵です。
ここはおくが台所です。
シロアリがわきやすかったそうで、その対策としてこのみぞに蝋(ろう)を流して
防虫処理をしていたそうです。
他の石には溝はありません、柱をささえる単純なものでした。
いざという時はここから脱出!
武士ってのは抜かりないね〜。
おれんちも非常口確認しとこ。
ここが出口、内側からははずれるようになってます。
これで盛られた料理たべたい。
幼稚園児に大きな声で挨拶され、大きな声で返事してしまった。
まぁほかにだれも歩いてないからな〜。
竹添邸です。
ここはNHK大河「篤姫」でロケ地になったそうです。
ごろんとしたくなるな〜。
ガイドさん一瞬どっかにいってくれないかな・・・"(-""-)"
海をイメージした欄間(らんま)。
欄間とは通風・採光のため格子(こうし)や透かし彫りが取り付けてある所。
おっとポスターがあった。
2008年のNHK大河ドラマです。
このあたりから女性の主人公がおおい。
篤姫→天地人→龍馬伝→江→平清盛→八重の桜→軍師官兵衛→花燃ゆ
→真田丸→女城主直虎
蔵ですよ、蔵マニアですから。
きれいななまこ壁ですな、職人さんの技です。
土で塗り固めた漆喰壁はどうしても雨によわい。
そこで雨の影響を受ける壁の下部に耐水性の優れた瓦を貼ったわけだ。
よく考えれば現代の一戸建ても地面にちかいところを
レンガを外壁につかっていたりするよね〜。
ちなみにこの模様は四半張りという。
瓦の角を上にして線を斜めにして雨水が流れるようにしているのだ。
ちょいとした工夫だな。
牛をみながらコーヒーか。
護国神社。
鳥居には2種類ある、神明系、明神系がある。
二段目の貫きが突き抜けている→明神系だ。
ここは島津のお殿様用屋敷です。
現在はその敷地が小学校になり、門だけだが残っています。
ここによってみよう、西郷どんゆかりの場所とある。
西郷隆盛の真筆だそうだ。
鑑定済み。
出水市からはなんでも鑑定団にでてくることをすすめられているとのこと。
まぁ街のアピールになるからね。
専門家にみてもらったところ
西郷の書は一文字目にぐっと力が入るらしい。
あとは誤字が目立つらしい(笑)
西郷さんのおおざっぱで細かいところは気にしない人柄がみえておもしろい。
西郷さんはこの机をつかったそうだ。
そしてこの部屋に泊まった。
島津斉彬がさきほどの小学校のところにとまり、西郷は側近として
すぐ目の前のこの屋敷へ宿泊か。
イメージわくな〜。
昭和の時代の日記が見つかったそうだ。
広島に原爆がおとされたことが日記に書いてある。
日本民族よ・・・と思いのたけが万年筆でつづられている。
GHQに没収物の植民地支配に関する書籍もみつかったそうだ。
ここの管理人さんオーナーはここ数十年で買い取ったそうだ。
西郷などの宿泊名簿もあったそうだが、前の住人が引渡し前に
処分してしまったそうだ、とても残念がっていた。
美女とは時代によってかなり違うものだ。
日本史の先生が、源氏物語絵巻にかかれたナスのような顔した女性が
当時の典型的な美女だと説明していた。
現在のナス顔の女子は平安時代に生まれたらさぞかし、男子にもてたで
あろう・・・なんて口のわるい先生だ。
さてここの前の道が篤姫のロケで使われた通り。
こんな感じです。
管理のおねえさんとしばらく話してました。
ここに引退して暮らしているんだそうで。
大きなスーパーがこの高台を下がったところにあり
生活物資はそこにいけば全部揃う。
amazonとか、楽天でいいでしょ?・・・インターネットはできないそうで。
おっと土地が余ってる。
ちょっと住みたい気がしたが、一応リストに入れておこう。
おっと観光用の牛車が(さっきの牛)
っていうかオレ以外に観光客いたんだ!
それとも練習か。
カブか!こういうセンスすきだな〜。
初めて見ました。
おいおいTSUTAYAがあるよ(失礼な?)
一応確認したら本物のTSUTAYAでした。
しかも川越より韓国ドラマの品揃えが充実・・・(>_<)/ナンテコッタ
これ歴史あるでしょ。
いい味出してるな〜。
やっているのか、腹減ったな。
武家屋敷のところは、気の利いた飲食店がない。
というか飲食店がないうえ、昭和の街並はシャッターだからな・・。
がっつり島津だな。
メニューで迷うことはあまりない。
頂きま〜す♪
5時までに佐賀につかねば!
新鳥栖で長崎本線に乗り換え。
佐賀駅です。
間に合った。
サービスショット。
砂糖さん、ここが佐賀牛の有名なお店です。
駅から車で5分かからないかな〜。
いつもチビたちと行くお店とは違います。
本日はこれにて。
かなりの長編になった。
関連ページ
- 鹿児島 西郷隆盛が住んだ街をつむ散歩
- 鹿児島を散歩します。西郷さんもこの街を歩いたのかな〜。城下町、宿場町とその他日本らしい町並みをぶらりぶっつけ本番の散歩。重要伝統的建造群保存地区も巡ります。散歩人つむが散歩します。昭和の町並みも港町の風景がいいんです。明日はどこへ行く?風にきいてください♪なんちゃって。そんな軽い散歩をしています。なんてことない風景も季節と時間帯ですっかり絵になる風景ですよ、わかるかな?(^^)v